M&A月報No.119 「反政府集会の活発化とその後のタクシン氏動向」 一ヶ月のお休みを頂き、連休明けにバンコクに帰ってきた。日本では日暮れ後は寒く、ヒーターを付けていたのに、やはりタイは暑く、高い湿度を感じる。聞けば、連日雨が降っていた由であった。
タイ憲法起草委員会による第一次草案に対する反政府グループの抗議集会が国会前で開催されたり、暫定政権や国家治安評議会への批判や反対集会とやらで、今年のタイ正月(ソンクラーン)前後は何かと騒がしかった。
M&A月報No.118 「不安定な暫定政権事情と日タイFTA締結へ」 遂に暫定政府に取っては大変な事態となって来た。即ち、上海発の世界株安現象が懸念され出した中、暫定政権でNo.2の座に居るプリディヤトン副首相兼財務相が突然の辞任を発表したのである。
M&A月報No.117 「暫定政府の支持率低下と今後の日タイ関係は?」 就任当時は80%近くあった暫定政府の支持率も、為替防衛で見せた素人ぽい不手際、不人気な外国企業規制法、もたつく爆弾騒ぎの犯人検挙等で、35%を切る状況となってきた。
M&A月報No.116 「同時爆弾テロ事件とタクシン氏動向」 昨年の大晦日31日夕刻、友人と夕食を楽しんでいたら、突如爆弾騒ぎのNEWSが入って来た。 8箇所で爆弾が破裂し、3名の死者並びに数十名の 負傷者が報告された。真っ先に思った事は、フセイン殺害により、イラク関係者のテロ事件では無いかと不安を持った。
M&A月報No.115 「国王スピーチ2006」 12月5日、国王の79歳の誕生日の前に、恒例の国軍閲兵の儀式が華麗に行われた。 国王はまずこの一年間の忠誠に付き謝意を述べられた。続いて、“我が国は、人々が互いに協力し合い、その各々の職務を全うした事により、独立国家として存続し得た。
M&A月報No.114 「暫定政権とタクシン前首相動静」 1992年5月のクーデターの折は、国王は、民間人よりアナン首相、パオ副首相(当社筆頭株主/会長)を任命し、二人に組閣を命じ、9月には総選挙を行い、チュワン政権が発足したが、事情は理解するが、今回は総選挙が一年後の見込みとなっている事は、余りにも暫定政権が長期に及ぶ事が懸念されている。
M&A月報No.113 「クーデター騒動後の動向と深刻な洪水被害」 約15年ぶりのクーデターによるタクシン氏失脚後、タイ暫定首相に元陸軍司令官のスラユット枢密院議員が指名された。スラユット暫定首相は今回のクーデターを主導したソンティ陸軍司令官の師匠でもあり、国王からも厚い信頼を得ている。
M&A月報No.112 「クーデター騒動と新空港開港」 イスラム系住民と中々騒動の治まらぬ南部地域であるが、遂に22もの銀行で爆発騒ぎが発生した。死者1名、負傷者は多数に上った。 ご意見番のアナン元首相は、『現在のタイ社会は行き詰っており、これを打開出来る人が問題を放置している』と暗にタクシン首相を批判した。
M&A月報No.111 「国王の手術成功とタクシン首相暗殺未遂事件」 国王の手術は成功であったようで、約二週間の入院後無事に退院された。多くの国民が黄色のシャツを着て、心よりの喜びを表現していた。イスラムの女の子達の嬉しそうな写真も掲載されたのが心に留まった。