ビットコインの価格急高騰が話題になった仮想通貨ですが、実際に保有している人はまだまだ少数なのではないでしょうか。個人的には株式市場との相関性の低さを理由に、気持ち程度の額を保有しています。
タイでも2018年5月にタイで初となるICO (Initial Coin Offering、新規仮想通貨公開)がありました。株式に代わり独自の仮想通貨の公開によって資金を調達する仕組みです。今後多くのICOが行なわれると期待されるなか、仮想通貨に関して以下の税率が勅令により制定されました。
仮想通貨に関する税制
*免除となる見通し(2018年8月現在)
上場株の売買は源泉税、VATともに非課税なのに比べると、今後ICOにより資金を調達したいスタートアップ会社やそれを支援及び投資の目的とする投資家にとっては悲観的なニュースとなりました。
生活の様々な部分でデジタル化が進むなか、これから仮想通貨の重要度も増してくるのではないでしょうか。皆さんも個人もしくは会社の資産として仮想通貨を保持、運用する時代がそう遠くないかもしれません。一般社会に受け入れられた際には税率の軽減、免除と是非ともなって欲しいものです。
タイで初のICOとなったJFinCoin。気になる価格のほうは今のところ低迷のよう。(2018年8月現在)
本文はArayz2018年8月号に掲載されたものです。