「ありがとう社会保険局」ですよね2月と3月。
通常5%づつを雇用主側(つまり会社)と従業員で納付します。5%:5%、給与に対して5%(上限15,000バーツ)
日本人の最低給与50,000バーツ貰っていても、15,000バーツが対象の上限となるので750バーツが給与から引かれ、会社が預かっておいて翌月に会社側が納める同額と併せて1,500バーツ/人(上限)を納めるというシステムですね。
これが、2020年からちょこちょこ料率下げてくれてます。コロナ禍でみなさん大変だからっていうありがたい措置ですよね。社会保険局自体も大変だろうにありがたいですよ。下がった分、引かれる社会保険料が下がるから、手取りが増えるんですよね。2月、3月なんて従業員負担0.5%ですよ。75バーツですよ。675バーツ手取りが上がります。文庫本2冊買えちゃいます。2月3月で4冊買えちゃいます。
ありがたいですよねー
2020年を例にしましょう。
仮に、2019年度と2020年度の所得額が同額だったとします。
2019年は社会保険料率が年間を通して5%でしたので、750バーツ/月x12か月=9,000バーツ
2020年に納めた社会保険料は5,850バーツ(上限)でした。
差は3,150バーツ。2019年と2020年の所得額が同じだとしたら、2020年は手取りが3,150バーツ増えたんです。ありがたいですよね。文庫本が10冊以上買えます。
……….でもですね、そのおかげで上がるものがあるんです。
所得税(毎月納める給与に係る源泉税 PND1 ボーンゴードー・ヌン)
これが上がっちゃうんですよ。ほんの少しですけど。
社会保険料(従業員負担分)は給与から引かれます(通常は)、で、納付した社会保険料は所得控除項目の一つなんです。
納付する社会保険料が下がる=控除額が下がる⇒所得税額が上がる
タイは累進課税なので、確定申告の時に、自分がどの%に達しているか分かると思いますが
例えば、20%の人。3,150x20%=630バーツ所得税上がってたんですね。文庫本2冊分です。
でも、トータルで見ると手取りが文庫本8冊分は増えてたので、とてもありがたい措置だったことが分かります。
さて、2021年度は文庫本何冊分になるんでしょうか。