パスポートの署名は日本国外で使用するサインとなるので、外国に行ったときにいつでも書ける再現性の高い文字で書ことが大事で、漢字、ひらがな、カタカナ、ローマ字が認められているそうです。

お子さんであれば、ひらがなで書くことになるでしょう。大人の方で、偽造されないようにと、苗字は漢字で名前はひらがなで書いている方もいらっしゃるようです。中華圏の方も漢字を使用しますが、ひらがなは日本人以外には真似が難しいようです。

タイでは、銀行やビザなどの書類にサインする際、パスポートと同じサインを求められることが多いです。筆者は某銀行シーロム店で、パスポートの署名よりちょっと崩れたサインをした際、再度書き直しを求められた事がありました。

タイ在住の日本人の方は、一番多いのが漢字の署名、次に多いのがローマ字の署名という印象があります。タイでは漢字の署名の方が、真似されにくというのと、何より本人が日本にいた時と同じようにサインをすれば良いだけなので、楽で便利だと思います。自分の名前の漢字は絶対に忘れないですよね。普段ローマ字の署名に慣れてしまうと、日本の書類にサインする際、一瞬筆が迷います。

漢字サインのデメリットがあるとすれば、欧米で生活する場合に、不都合が生じることがあることくらいでしょうか。サインというと文字というより記号や芸能人のサインのようなものも多く、漢字サインはもちろんありませんので、サイン認証に時間がかかったり、漢字サインと一緒にローマ字サインも要求されたりすることがあります。これから中国系移民や中国資本が増えていくでしょうから、将来はメジャーなるかもしれません。笑

これからパスポートを作る方、海外で仕事や生活を考えている方、ご参考ください。