2021年11月1日からタイは隔離なしで観光客を迎え入れるようになり、多くの規制が緩和されたことで、多くの人が、レストランやホテル、ショッピングセンター等に出かけるようになりました。「SHA」や「SHA+」という認証マークに気づく人も多いのではないでしょうか。ここでは、「SHA」と「SHA+」の意味を以下に纏めました。
SHAとは?
SHA(Amazing Thailand Safety & Health Administrationアメージングタイランド健康安全基準)とは、観光関連商品やサービスを提供する事業者が、COVID-19の蔓延を防止するための衛生対策を整え、遵守していることを証明する証書です。また、この証明書は、そのような製品やサービスを利用しているお客様への信頼と信用を高める役割も果たします。SHA プロジェクトは、観光・スポーツ省、タイ国政府観光庁(TAT)、公衆衛生省、および観光産業に関わる政府・民間企業の協力により実現したものです。このSHA証明書は、2020年6月から10種類の施設で使用されています。
1. レストラン
2. ホテル・宿泊施設
3. 観光名所
4. 交通機関
5. 旅行会社
6. 健康と美容
7. デパート・ショッピングセンター
8. スポーツ施設
9. 映画館/娯楽施設
10. おみやげ屋、その他のお店
証明書を持つ事業主が合格した疾病管理局の一次基準は以下の通りです。
- 構内および構内設備の消毒剤による定期的な清掃
- 手洗い用アルコールジェルなどの清掃用具の提供
- 温度チェックポイントの設置
- マスクを着用しているお客様にのみサービスを提供する
- 「タイ・チャナ(退入店管理)」の登録制度があること
- 蓋付きのゴミ箱の設置
- 適切な換気システムがあること
- レストランの場合、座席の間隔が1メートル以上離れていること
- スタッフや従業員がマスクやフェイスシールド、手袋などを着用して保護すること
- 従業員がレストランで話したり、一緒に食事をしたりしないこと
バンコク、クラビ、パンガー、プーケットの観光パイロットエリアまたはオープン期間中のブルーエリアで、SHA認証を取得したレストランは、午後9時までアルコール飲料の販売と店内での飲食が可能となります。
SHAとSHA+はどのように違うのですか?
SHA+とは、すでにSHA認定を受けている事業者で、その従業員が全従業員の70%以上にCOVID-19ワクチンを接種していることを意味します。
レストランやホテル、観光地を訪れた際に、SHAまたはSHA+のマークを見かけたら、その場所はCOVID-19の蔓延を防ぎ、リスクを減らすための衛生管理がなされていることを意味します。