岸田総裁が選出され、組閣、即解散との異例の展開で衆議院選挙が行われた。

結果は議席を減らしたものの、自民党は善戦、過半数を獲得し、岸田総裁は安泰と成った。

一方、最大野党の立憲民主党は共産党と選挙協力を行い、小選挙区では議席を伸ばしたものの、比例で大きく議席を減らし、トータルでは議席減と成った。

協力した共産党も議席を減らし、維新が大躍進した。

共産党との連携が裏目に出たとか、諸説が実しやかに報じられて居るが、その責任を取り枝野党首は辞任を表明した。

衆議院選挙は政権選択の選挙と正論を述べ戦ったが、それが共産党との連立でかと捕らえられた点が大きな失点に成ったのでは感じる。

また地方での組織力が全くと言って良いほど確立されておらず、連合頼みの基本的な弱さが出とも思う。

多くの人々が枝野首相を想像した時にNOを感じた点もあったと思う。

何れにせよ、自民党と同じく党首選が行われる事に成り、論戦が始まった。

過去の民主党政権時代に閣僚に入閣した様な人物は立候補せず、若返りを目指す点はまず評価出来る。

女性候補も滑り込みで一名入り体裁は整った。

目下の所の4候補の主張を聞いていると無難な点に言及している点は止むを得ない事とは思うが、今後どんな日本を作ろうとするのかとのビジョンの点では不満足と思って居る。

農業/林業/漁業で日本は最も恵まれた国である。

目下の世界情勢/安全保障の面からも、自給自足の国を目ざすべきであり、安ければ他国より輸入する施策は転換の時期に来て居ると思う。

またバラマキ合戦での財政赤字の増大等、聞きたくない点を俎上に上げないのは、野党として如何なものかとも感じている。

30日に党首が選出されるが、温暖化/安全保障等世界は緊迫の度を増している。

日本はこの難題にどう対処して行くのか、若き野党の素晴らしき党首が選出される事を念じている。