BOIは新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の影響を軽減する措置を承認する
2020年4月13日、BOIは新型コロナウィルス感染症(COVID-19)が以下のような医療機器の製造における迅速な投資を推奨するためのプロモーションを含む事業に与える影響を軽減するための措置を承認した:
- 医療部門への新規の投資
- 既存の税制優遇措置における3年から8年の免税期間とは別に、追加で3年間の法人所得税の50%減額が医療機器や医療部品、医療用品、マスク若しくは医療機器を製造するための不織布、診断キット、医薬品、または医薬品有効成分を含む医療産業への投資に与えられる。
- 企業は2020年1月1日から6月30日までの間に投資奨励金の申請をしなければならない。
- 企業は2020年12月31日までに事業を開始し、利益の産出を始めなければならない。
- 当該奨励金を受けた事業によって2020年から2021年に生産される製品の内、少なくとも50%は国内で配布または寄付されなければならない。
- 医療機器や医療部品を生産する既存の生産ラインの調整を支援するための措置
- 企業は医療機器または医療部品の生産ラインを調整するために輸入された機械の輸入税を免除される。
- 企業は促進されるプロジェクトの修正のために2020年9月までに申請書を提出し、また2020年中に機械を輸入しなければならない。
- 医療品の製造に使用される原材料の生産への特典の調整
- 医薬品グレードのアルコールの生産は現在、8年間の法人所得税免除となっている。
- 外科手術用マスク若しくは医療機器を製造するための原材料として使用される不織布の製造については法人所得税の免除期間が3年から5年に延長される。
- 投資条件の一時的な緩和
- 機械の免税輸入、推進されるプロジェクトの開始、またはISO 認証取得の期限の延長
- 2ヶ月を超える一時的な操業停止要求の撤回
追加の促進対策は以下の通り:
- 干ばつの緩和や洪水問題の解決を支援するため、水資源プロジェクトに従事する企業は投資額の120%を上限とする(場合によっては投資額の120%未満の)3年間の法人所得税免除を受けることが出来る。この投資奨励は2021年12月までに申請する必要がある。
- 研究開発に必要なすべての活動をカバーするために、研究開発に使用される材料の免税輸入の対象となる活動範囲を拡大する
- 独自のシステムやソフトウェア設計を持たない事業をカバーするために、システムまたはデジタルプラットフォームの開発の促進カテゴリーの条件を緩和する。それでもなお、システム、ソフトウェアもしくはプラットフォームの開発には1千万バーツ以上の国内経費が必要である。対象となるプロジェクトは5年間、法人所得税の免除を受けることが出来る。