IoTという新しい言葉は、最近新聞などでも頻繁に目にするようになりました。(ご存じで無い方は、ググって下さい。。)
この言葉は、広義において「あらゆるものがインターネットにつながり、相互に情報を交換する事で実現する、より効率的な社会」を意味します。

最初に普及する産業分野として、製造業が有力視されています。それはセンサーから得られる情報と情報処理技術により、生産性の向上が図れるからです。
実際に日本ではこの技術を使って、生産のさらなる効率化が進められています。

では、製造業が盛んなタイではどうでしょう。
日本のようにエンジニアがいない事もあり、日本よりは普及が遅れています。でも私の予想では、今後タイの方が普及の速度が速くなります。

何故かというと、日本の製造業はすでにかなりのレベルの効率化が達成されていて、IoTを利用する事は「乾いた雑巾を絞る」ような効率化の作業なのに対し、タイではまだまだ効率化の余地があり、いわば「雑巾が濡れている」状態だからです。

IoTと関連して「センサーで集めたデータを”AI”で分析して効率化する」などといった、何やら最先端な話も出てきますが、タイではデータの分析までしなくてもセンサーで集めたデータをグラフ化して従業員に見せるだけで、十分に効率が上がります。(それだけ無駄があるという事ですが)

例えば、”休憩時間中はロボットの稼働率が低い”とか、”夜間の方がエラーが発生してから対処するまでの時間が長い”といったことが一目で分かるからです。

実際にタイでIoTシステムを導入したお客様とお話をすると「いやー、生産性が上がったよー (心の声: 無駄に気付いちゃったよー)」と効果を実感する声が聞こえてきます。PoCと呼ばれる実証実験までを行い、期待するほどの効果が得られなくて導入が見送られるケースの多い日本とは大違いです。

もし「IoTで少しでも無駄をなくしたい」という方がいれば、是非お声がけください。

Eメール:info@activio.asia(担当:森島)