コロナで始まり、コロナで暮れた2020年であったが、未だに残念乍ら収束の見通しが立たないまま2021年を迎えてしまった。

日本に居て、移動は控えろテレワークで自宅勤務しろレストランは10時に閉めろ等々を日々TVで伝えながら、一方では、GO TOキャンペーンとかで、旅行をしろ、飲食を楽しめ等に援助金を出す矛盾を感じながら生活していたが、この曖昧な政策が混乱を与えたのか、遂に、年末年始に多くの感染者を出して仕舞い、緊急事態宣言を発出せねば成らぬ事態に追い込まれて仕舞った。

一方、タイに戻って見ると、空港より二週間の監禁まで、軍隊も導入しての徹底的な管理体制で、その厳格さに驚かされたが、残念乍ら、ミヤンマーからの不法入国者による感染が広まり、政府は強硬なる姿勢に転換した。

学校は休校、レストランは10時で閉める、酒類の飲酒は不可、従業員の在宅勤務等々で、日本よりは遥かに厳しく、一方、保証の話は殆ど無く、倒産が増えるのでは無いかと危惧する状況と成って来て居る。

昼食に近くのレストランに行き、定番のかつ丼を注文すると、今日は無いと言うので、何故と聞くと、閉鎖の話もあり、仕入れを控えたとの事で、材料の残って居る物しか出せぬと言う。

新鮮な材料は無いんだと感じると同時に、従業員の不安そうな顔が気の毒を感じるコロナ騒動である。

週末には好きなGOLFを楽しみにゴルフ場に行こうと計画したが、移動に規制が掛かるとの懸念も聞かされ、携帯には政府指定の行動管理アプリを入れ、ゴルフ場よりは招聘状を貰い、万全の態勢で出掛けたが、目下の所は、何ら変化のある状況では無くほっとしたが、タイは厳しいと感じている。

保証もなく、これ等の関係者が今後どう生活を続けて行くのか、案じると同時に、日本での中途半端な対応、保証を論議する報道に接すると、日本の厳しさの不足を感じると共に、甘いとの感を抱かざるを得ない

日本の政府関係者はもっと他国の対策状況を勉強すべきと感じている。