新型コロナのパンデミック宣言から約1年が経とうとしています。マスクの着用、建物に入る際の検温や入場記録アプリ、シャッターのしまったままのお店、飲食店のデリバリー待ちの列、ソーシャルディスタンスなど、Withコロナの光景が当たり前となりました。

タイのコロナ感染は、他国に比べると低水準を保っていて封じ込めがうまくいった国の一つだと思います。マスク着用や夜間外出禁止令など厳しい規制がなされた時期もありましたが、他国と比べると平和な日常生活を送ることができ、恵まれているなと感じています。

個人的な変化は、仕事でも私生活でもZOOMを頻繁に使うようになったことです。少し前までは会議はできるだけ対面、対面がどうしても難しい時だけスカイプ会議をしていましたが、今はZOOMでのWEB会議は当たり前となりました。またZOOMを使って、友達とオンライン飲み会をしたり、ダンスのレッスンを受けたり、日曜の教会のミサもオンラインで参加するようになりました。とても便利な時代になったと思います。昨年は自宅で過ごす時間が多かったので気づけば、電子ピアノ、ダンベル、ヨガマット、大小のボール、サンドバッグ、など部屋を快適にする引きこもりグッズが増えていました。再び規制が厳しくなり、これらのグッズが再び大活躍することがないことを祈ります。

ファイナンスの話になりますが、コロナは株式市場や外国為替へも大きく影響した1年でした。2020年3月は、パンデミックを受けて市場が大きく混乱しました。最近は大きな混乱はないものの、引き続きコロナの感染状況やワクチン接種の進展が景気への期待や不安に影響を与えています。これまではチャートを見ながら相場について学んでいたのですが、チャートの分析は難しいし、その時の気分や心理状態によっても見方がかわるので、素人にはワクチンのニュースをみているだけでも充分参考になるという裏技を見つけました。専門家であるファンドマネジャーは専門外にも関わらず「集団免疫」について調べ、ワクチン接種と為替の相関について解析している、というニュースをみました。

コロナは私達の生活へ様々な面で大きな影響があったと思います。皆様におかれましては、どのような変化がありましたでしょうか。