先日、タイ人の同僚に勧められてファータライジョンを購入しました。
ファータライジョン(ฟ้าทะลายโจร/Fa Ta Lai JoneまたはFa ThaLai Chon)はハーブの一種で、タイでは昔から主に解熱剤やのどの痛みの軽減など、風邪薬として用いられてきたそうです。
新型コロナウィルス感染症が流行し始めてから、その症状を抑える効果もあると言われ始め、需要が伸びているとか。
コロナウィルスに対する効果の科学的な根拠については不明ですが、実際にコロナ感染後に摂取して症状を和らげる効果があったという人がいるのも事実のようで、タイ保健省もファータライジョンに含まれるアンドログラホリド(andrographolide)という成分を軽度のコロナウィルスの症状に対して使用することを承認したようです。
タイ人の同僚たちもファータライジョンを自宅に常備しているとのことでした。
今回購入したのはハーブの研究機関として有名なアバイブーベ(อภัยภูเบศร์)のもので、60カプセル入り。
「食後と就寝前に2~4カプセル、1日4回摂取」と書かれています。
薬局やドラッグストアでは、この他にもさまざまな種類のファータライジョンを目にします。
価格はそれぞれ数十バーツから百数十バーツといったところ。
その種類の多さ、そして値段の手軽さからタイでは身近なハーブ薬であることがうかがえます。
新型コロナウィルス感染症の勢いがなかなか衰えず、様々な情報が錯綜する状況ではありますが、
効果のほどはともかく、お守りのような感覚で今回ファータライジョンを購入してみました。
活躍の場が来ないことを祈りつつ、しばらくは我が家でも常備してみようと思います。