度々同じコメントをしている様に感じているが、海外で日本のTVを見ていると、地上波は本当にお笑い番組が多いと感じる。

人々は余程日々の生活に充実感が無く、何も考えず、笑いを求めているのであろうか。余りにも寂し過ぎるし、これでは日本人の思考能力の低下に繋がって行くのではないかと危惧している。

見るのはNHKのニュースぐらいで、寧ろBSの方に見るべき番組があると思っている。

先日もあるBSの番組で、何故日本人の給与は上がらぬのかが議論された。過去の終身雇用制度とか、70%は中小企業であるとかが論議されたが、結論としては”INNOVATION 無くしては給与のアップは望めぬ”と成った。

成程と感じると共にINNOVATIONを辞書で引いてみた。

工夫/新機軸/刷新/革新等の訳が出てくる。

後期高齢者の我々の時代は、”寄らば大樹の陰””終身雇用制度”欧米先進国の売れているものを安く、高品質で作り、輸出し、そしてこれら欧米の巨大企業を駆逐していく、やること、目標がはっきりとしていた。

今は先生が居ない、寧ろ後進国の追い上げで、駆逐される側に成ってきた。

そこで重要なのはINNOVATION 、社長業も楽ではない時代に突入している。

日々お笑い番組を見て、笑っている場合ではないのではないか。

ここで思い出すのはピンチに成った英国に登場したサッチャー首相、病弱な高齢者は不要と医療費/福祉費用の大幅なカット、老大国の企業には退出願い、若く革新的な海外の企業に恩典を与え誘致し、とって代わらさせる手法で英国の再生を果たした。

今の日本、諸外国の歴史に学ぶ点が多々あると感じている。