タイ人配偶者ビザはOビザだが、駐在員の家族ビザのOビザと違い、就労可能なビザとなる。
通常の就労ビザであるBビザとの違いは、一般法人でBビザを取得する場合、外国人1人に付き資本金200万バーツとタイ人4名雇用の条件(BOI企業、駐在員事務所は別条件)があるが、タイ人配偶者ビザの場合にはその条件が
半分となり資本金100万バーツとタイ人2名雇用でよい。その為資本金もタイ人従業員も小規模でよい会社の場合、タイ人配偶者をもった外国人を雇用したいという会社もある。私はこのタイ人配偶者ビザで滞在しているのだが、毎年この時期はビザ更新をしなければならない為、憂鬱である。
何が憂鬱かというと、混み合っているイミグレーションでの朝からの手続きもそうだが、ビザ延長に必要な写真の撮影。Bビザでは事務所でタイ人従業員と本人が一緒に写った写真や会社建物の写真等が必要になるが、タイ人配偶者ビザの場合、偽装結婚を疑っての事なのか、リビングルーム、ベットルーム(今では話のネタです)、玄関扉を開けての家の入口、建物の外観での家族写真が必要になる。
毎年ヤームさんを呼んで写真撮影をしてもらわないといけないので腰が重いのだが、ただ今となっては毎年恒例の唯一の家族写真となっている。
タイ人配偶者ビザをかれこれ10年以上更新し続けているのに、1年間しかビザは延長されない。せめて婚姻10年以上、15年以上等で1年以上ビザを延長してもらえると、大変ありがたいのだが。
さらに、このビザはタイ人配偶者が死亡したら延長できないらしい。自分はまだまだ先の事と思い調査もしていないが、定年後にタイ人配偶者が先に逝ってしまった場合、皆さんどうされているのでしょうか。