朝窓を開けるとバンコックに林立するビル群が霞んで見える。

スマートフォーンで数字を確認すると、PM2.5が185等の数字が踊り、人体に悪く影響を及ぼすレベルと記載されている。

通常は気に成らない郊外のゴルフ場も同様で、驚きを禁じ得ない状況と成って来て居り、目下、最大の社会問題とも言われている。

新聞を開くと、一面の記事で、”チェンマイの空気は世界で最悪”なる見出しが出ていた。

あの北の果ての、田舎が何故世界最悪かと、記事を読むと、野焼きのみならず、山火事も発生している様で、人体に悪影響を及ぼすと言われる200を超える数値が発表されていた。

北の17県の中で、ホットスポットと言われるポイントが569ある様で、このうちの、13がチェンマイにあるとの事で、住民よりの喉が痛い等のコメントが多く寄せられているが、専門医は肺癌を誘発する恐れがあるとも警告している。

プラユット首相も大気汚染対策で各省庁、関係機関に大号令を掛けた。

野焼きの規制、山火事の鎮火等、当局も対応に奔走しているが、世界最悪の汚名は返上したいものであるし、5月に予定されている総選挙の公約にも各党対策を盛り込む意向だが、何か妙薬は無いものかと思案している。

ある小学校では霧状の水を噴霧し、対策していると出ていたが、これに何らかのバイオ製品を加味してはどうかとも思っている。